コラム

2021.02.17 水曜日 | その他

学生が考える自分たちのキャンパス~関東学院大学 キャンパスリノベーションプロジェクト~前編

ザッキー

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みなさん、こんにちは。

今回のコラムは、関東学院大学で行われているDIYをテーマとした授業
「キャンパスリノベーションプロジェクト」の取り組み、
そして、この授業で教鞭をとられている、日髙 仁(ひだか じん)先生の考える
「DIYの魅力とこれから」についてのインタビューを、全2回にわたってご紹介します。

先生のご紹介


今回、インタビューをさせていただいた先生をご紹介します。

日髙 仁(ひだか じん)先生
建築家として、インテリアからまちづくりまで幅広い空間デザインの実務を行われています。
また、大学のゼミでは空間デザインとともに、コミュニティのデザインについて研究されています。

キャンパスリノベーションプロジェクトの取り組み

「キャンパスリノベーションプロジェクト」とは、一体どんな取り組みなのでしょうか?
日髙先生に、キャンパスリノベーションプロジェクトをはじめたきっかけと、
授業を通して学生にどんなことを学んでほしいのかをお聞きしました。

「作る」体験、「使う」体験

キャンパスリノベーションプロジェクトをはじめたきっかけとは?
キャンパスリノベーションプロジェクトは、人間共生学部で行っている
プロジェクト科目という体験型授業の一環として行っているんです。

私が所属する共生デザイン学科は、インテリアなどの空間デザインや建築に興味があるという生徒が多い学部なんですが、よくよく話を聞いてみると「家具」や「壁紙」、「照明」を選んだり「雑貨」が好きな子が多くて、建築学科のように模型を作ったり図面を描いたりというよりは、
「自分で作る家具」なんかに興味がある子が多いことに気づいたんです。
しかも、結構センスのある子が多くて!

それだったら、自分たちのキャンパスを自分たちで作って、
普段使いできる家具などが校内に増えていったら面白いんじゃないか?と思ってはじめました。

元々は「空き家再生」のプロジェクトをやっていたんですが、
空き家がキャンパスとは別の場所にあるので、生徒が自分たちで「作る体験」はできても、
実際に「使う体験」をする機会が無くて、勿体ないなと感じていたんです。
そこで、キャンパスであれば毎日通う場所だし、「使う体験」が可能になると考えたんです。
これも、キャンパスリノベーションプロジェクトをはじめた理由の1つですね。

「学生が考える自分たちのキャンパス」にしたいと思っています。
実際に、私のゼミ室も生徒が作った作品で溢れているんですよ。

どんなに小さいアイデアでもいいから一人一人が考えたことをカタチにしてみる。
それを普段自分たちが過ごすキャンパスに置いて、いろんな人が使う様子を見ることで、
また違った発見や勉強になったらいいなと思います。


「あっ!自分でもできるんだ!」―授業を通してモノづくりをもっと身近に

授業を通して学生にどんなことを学んでほしいですか?
DIYをやったことがない生徒がほとんどで、
工具の使い方も知らないから「怖い」・「難しい」というイメージでいるんです。

だからこの授業を通して、実は「簡単」なんだよというところ、
実際に工具を使ってみて「意外と自分でもできるんだな」という体験が残ってくれたらいいと思います。

いずれ、自分で家や部屋の改修をしたいなと思ったときに、
「工具を買ってみようかな」とか、「棚を作ってみようかな」といったきっかけになる。
ここがDIYに触れたことがあるかないかで大きな違いが出てくるところだと思う。
今はこの感覚がわからなくても、いつかモノづくりに一歩踏み出すきっかけとして、
この授業のことを思い出してくれればいいなと思います。

捉え方は人それぞれにはなるけれど、まずは超入門編としてDIYに触れてみるところから、
「意外と自分でもできるんだ!」という部分をまず感じ取ってほしいですね。


DIYに抱く「怖い」・「難しい」というイメージを、「自分でもできるんだ」・「意外と簡単だ」というイメージに変える、
そんな体験になってほしいという日髙先生の思いをお聞きすることができました。
キャンパスリノベーションプロジェクトでの経験を通して、DIYやモノづくりの世界をもっと面白いと思えたら良いですね!

私も学生時代にこんな授業があったら受けてみたい!と思いました。

日髙先生が考えるDIYの魅力とは?


続いて、日髙先生が考えるDIYの魅力についてお聞きしました。

DIYは終わりのない「実験」

日髙先生が考えるDIYの魅力ってなんですか?
自分たちでもある程度できるよねという「遊び」の部分とか、
「全てを完璧に完成させない」部分とかをDIYは担っている気がします。

工場で作ったような精度じゃなくてもいいじゃないかと思うことって、身の回りでよくありますよね。
そんなふうに、満足できるようなところを自分で作ってみて、気に入らなかったら自分で変えていける、
「実験的に遊びながらできる」気軽で手軽な部分がDIYの魅力なんだと思います。

自宅でやっているカフェの改修も全てが「実験」なんです。
自分の家のカフェなので実験し放題だから、どんどん試しにやってみて、
そこで上手くいったアイデアは、実際の建築の設計にも取り込もうと思っています。


「DIYは実験」とても素敵な言葉だなと思いました。
DIYって少し手を出しにくいところがありますが、
「実験」なんだと思えば、「なんか面白そう!」ってちょっと挑戦してみたくなりますね。

いかがでしたでしょうか。

次回は、日髙先生が語る「DIYのこれから」
そして、キャンパスリノベーションプロジェクトを受講されている、学生のみなさんへのインタビューをお届けします。

後編は2月24日(水)更新予定です。
お楽しみに!

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